タクシー業界の救世主!? 副業ドライバーをマッチングするサービスの実証実験がスタート!

資料
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こんにちは、仲池です。

近年深刻化するタクシー業界の乗務員不足。
その解決策として期待されるのが、二種免許保有者や自家用車を使った日本型ライドシェアを活用した新たな採用サービスです。

株式会社電脳交通は、この課題解決に向け、二種免許保有者と日本型ライドシェアに特化した採用サービス「DS Driver」の実証実験を2024年5月31日に開始しました。

本記事では、「DS Driver」の概要と、実証実験の内容について詳しくご紹介します。

実証実験の背景

コロナ禍からの経済回復に伴い、国内では観光客の増加によるタクシー需要が高まっています。

しかし、一方で深刻な人手不足が業界全体の課題となっています。

厚生労働省「職業安定業務統計」によると、タクシー・ハイヤー業界の有効求人倍率は全産業平均の3.2倍となっており、人材確保が追いついていない状況です。

そのような環境で、2024年4月には二種免許を持たないドライバーがタクシー会社の管理下で自家用車を使って有償で顧客を輸送する「日本型ライドシェア」が解禁されました。

こうした背景を受け、電脳交通はタクシー事業者向け配車システムサービスの豊富な経験を活かし、ライドシェアドライバーの採用支援の実証実験に乗り出すと発表しました。

プレスリリース

電脳交通 日本型ライドシェアに適応した採用サービス「DS Driver」の実証実験を開始 | 株式会社電脳交通のプレスリリース

電脳交通 日本型ライドシェアに適応した採用サービス「DS Driver」の実証実験を開始
株式会社電脳交通のプレスリリース(2024年5月31日 13時00分)電脳交通 日本型ライドシェアに適応した採用サービス「DS Driver」の実証実験を開始

実証実験の概要

今回の実証実験では、以下の2つの点が検証されます。

  1. 二種免許保有者の採用

第一回実証実験で実施した二種免許保有者の募集に加え、日本型ライドシェアに特化した採用サービスの検証を行います。

  1. スポット勤務特化の採用サービス

需要ピーク時の特定時間帯のみ勤務するスポット勤務特化の採用サービスを実証実験として開始します。

電脳交通は、スポット人材を受け入れたいタクシー事業者と求職者をマッチングすることで、業界全体の乗務員不足の解消・緩和を目指します。

実証実験の内容

  • 期間: 2024年5月31日から2024年7月31日
  • エリア:
    • 二種免許取得者対象:神奈川県、埼玉県、静岡県
    • ライドシェアドライバー対象:神奈川県
  • 参加事業者: 三和交通株式会社、有限会社平和タクシー
  • その他:
    • 前日までのシフト提出で勤務可能
    • 研修期間から時給が発生

ドライバーのエントリーページ

タクシー業界の未来を変える可能性はあるか?

「DS Driver」は、タクシー業界の抱える深刻な人手不足問題を解決する可能性を秘めた画期的なサービスです。

二種免許保有者やライドシェアドライバーをマッチングすることで、人材不足解消だけでなく、多様な働き方を実現できる環境を整備することが期待されます。

今後は、実証実験の結果を踏まえ、サービスの改善やエリア拡大などが進められる予定です。

ライドシェアについては、“日本式ライドシェア”と言われるように、既存事業との共存が主になるように制度設計がされています。

今後、どのように規制が変わっていくかは未知数であるものの、現状の延長線上にあるタクシー業界の未来を変える可能性を秘めた動きに注目です。

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