こんにちは、池田美優です。
副業が新たな働き方として注目を集める中、プロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」が新たなプロジェクトを開始しました。
「相互副業プロジェクト」と名付けられたこの取り組みは、業界初の「相互副業マッチングプラットフォーム」として、今夏にリリースする予定とのことです。
企業と個人の双方にとって副業の可能性を広げるこのプロジェクトの詳細をご紹介します。
プロフェッショナル人材活用の新たな試み
パーソルキャリア株式会社のプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」が、企業間の副業を促進する「相互副業プロジェクト」を開始しました。
このプロジェクトでは、業界初となる「相互副業マッチングプラットフォーム」を今夏にリリースすることを発表し、大きな注目を集めています。
プレスリリース本体
副業市場の現状と課題
「HiPro」はこれまでに2万件以上の企業とプロ人材のマッチングを成功させ、また、地域企業と都会で働く副業人材がタッグを組む「スキルリターン」プロジェクトを通じて、多くの課題解決をしてきました。
しかし、日本の副業市場では、企業の副業解禁率が50%を超える一方で、実際に副業を受け入れる企業は16.4%、副業を実施する会社員は7%に留まっています。
主な原因は「情報セキュリティ面での不安」や「受け入れのための仕組みが整っていないこと」による不安が挙げられています。
「相互副業プロジェクト」の導入とその狙い
「HiPro」はこれらの課題に対応するために、「相互副業プロジェクト」を発足。
このプロジェクトは、企業間での副業を推進することで、企業が抱える不安を取り除き、安心して副業人材を活用できる環境を用意するといいます。
これにより、多くの企業が副業人材を当たり前のように活用できるようになり、個人が「はたらく」に対して主体性を持てるようになることを目指すとしています。
実証実験の成果と期待される効果
2022年には、パーソルキャリアを含む23社が「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」を発足し、企業間での相互副業実証実験を実施。
その結果、計28社114案件128名のマッチングが成功しました。
実証実験では、「情報管理」や「心理的安全性」が確保され、多様な人材の確保や社員のリスキリングによる企業の成長が確認されました。
これらの効果は、企業のイノベーション創発や人的資本経営の実現につながると期待されています。
今後の展開
「相互副業プロジェクト」では、先導的事例を特設サイト等で情報発信し、業界初の「相互副業マッチングプラットフォーム」をリリースするとしています。
これにより、企業と個人の双方が安心して副業を始める機会を提供し、副業の効果を広く普及させることを目指すとしています。
このプロジェクトにより、副業が当たり前の働き方として定着し、多くの企業と個人が新たな可能性を見出すことが期待されます。