こんにちは、水田です。
近年、副業解禁の動きが活発化しており、副業がますます身近なものになっています。
とくにZ世代の若手社会人(新卒・第二新卒)の間でも、副業を積極的に活用する人が増えています。
副業人材マッチングサービス「lotsful」が、20代の会社員かつ新卒入社3年以内の若手社会人を対象に実施した調査によると、43.5%の新卒・第二新卒者が副業経験を持っていることがわかりました。
これは、2年前に行われた同様の調査と比較すると13.5ポイント増加しており、Z世代を中心に副業がますます身近なものになっていることが伺えます。
その背景について、公開されたリリースを元に紐解いてみたいと思います。
リリース
副業解禁が進む中、新卒・第二新卒の4割超が副業経験を持つ時代に!lotsfulが調査結果を発表
Z世代の若手社会人、4割超が副業を経験
パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社が運営する副業人材マッチングサービス『lotsful』は、20代の会社員かつ新卒入社3年以内の若手社会人(新卒・第二新卒)を対象に、副業の実態調査を実施しました。
調査によると、43.5%の新卒・第二新卒者が副業経験を持っていることがわかりました。これは、2年前に行われた同様の調査と比較すると、13.5ポイント増加しており、Z世代を中心に副業がますます身近なものになっていることが伺えます。
副業を始める理由は「金銭面」と「キャリアアップ」
副業を始めた理由としては、「自由に使えるお金を増やしたいため」が最も多く、27.1%の回答者が経済的な理由を挙げています。
しかし、「副業をすることに興味を持ったため」(19.5%)や「自身の将来のキャリアに関して考えたため」(17.3%)など、キャリアアップや自己啓発を目的とした回答も目立ちます。
副業解禁が進まない企業も
一方で、副業をしたいのに始められていない理由としては、「所属企業が副業を禁止しているため」が26.7%と最も多く、企業の副業解禁が進まない現状が浮き彫りになりました。
副業経験者の8割超が本業に満足
興味深いことに、副業経験者の80.4%が本業に「満足している」と回答しており、副業が本業への不満解消につながっている可能性も示唆されています。
学生時代のインターン経験が副業に影響
さらに調査では、学生時代に長期インターンを経験した新卒・第二新卒者は、86.3%が副業経験を持っていることもわかりました。
インターン経験を通じて、仕事への意欲やスキルアップを図ったことが、副業への積極性にもつながっていると考えられます。
Z世代が企業に求める条件に「副業可」が入るかも?
今回の調査結果から、Z世代を中心に副業がますます身近なものになっており、キャリアアップや自己啓発の手段としても活用されていることがわかりました。
今後も副業解禁の機運が高まることが予想されますが、企業は副業制度の整備や社員へのサポート体制の充実など、副業と本業の両立を支援していくことが重要となると考えます。