こんにちは、本田知香です。
フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「フリーランスボード」は、2024年4月のフリーランスエンジニア案件の単価に関する市場調査結果を発表しました。
副業で仕事を受けるのにあたり、相場や言語ごとの単価の違いなど把握しておくとスキルの伸ばし方やクライアントとの条件交渉の際に役に立ちますので、ご案内いたします。
フリーランス案件の月額平均単価
この調査は、4月30日時点で掲載されている111,626件の案件を対象に行われました。
2024年4月のフリーランス案件の月額平均単価は71.0万円で、最高単価は280万円に達しました。
開発言語別の月額平均単価
最も高単価の開発言語は「Go言語」で79.3万円、次いで「Scala」が79.2万円、「Ruby」が78.6万円と続いています。
これらの言語は高速処理や開発効率の高さが評価されています。
フレームワーク別の月額平均単価
フレームワーク別では「RSpec」が84.5万円でトップ、次に「Spark」が84.0万円、「Ruby on Rails」が81.4万円となっています。
これらのフレームワークはテスト自動化や生産性向上に定評があります。
IT職種別の月額平均単価
IT職種別では、「ITコンサルタント」が87.7万円で最も高く、次に「PMO」が86.6万円、「プロダクトマネージャー(PdM)」が80.7万円と続いています。
これらの職種は業務改善や品質管理、製品価値の最大化に関わる役割が重要視されています。
今後の展望
今回の調査結果から、フリーランスエンジニア市場は依然として高い需要があり、特定の開発言語やフレームワーク、職種において高単価が見込まれることがわかりました。
とくに、Go言語やRSpec、ITコンサルタントなどのスキルが高く評価されている点が注目されます。
さらに、AI・機械学習、クラウド、セキュリティ、IoTなどの技術革新が進む分野での需要も増加しており、これらのスキルを持つエンジニアには多くの機会が提供されています。
フリーランスエンジニアとしてのキャリアを考える上で、これらの市場動向を踏まえたスキルアップが大きく意味を持つと考えました。
企業のエンジニアニーズが高まる中、フリーランス市場は今後も拡大を続けると予想されます。